指しゃぶりが与える原因
こんばんは。歯科医師の西村友里です。
春風に誘われて外出の機会も多くなりました。
いかがお過ごしでしょうか。
今日はよく目にする指しゃぶりについてお話したいと思います。
お子様の指しゃぶりを心配されているご両親も多いのではないでしょうか?
一般的に2才くらいまでは生理的現象、3才ころまでに中止すれば、
歯並びや顎の変形などに影響は少ないと言われています。
3才頃まではあまり神経質にならずに温かく見守りながら
徐々に止めていくきっかけづくりをご一緒にしていくことが効果的です。
5歳を過ぎても続く場合は自然にやめることは難しく、
歯や顎、お口の機能に影響してくる可能性があります。
では、どのような影響がみられるのでしょうか?
1.上の顎が狭まりうまく噛み合わない
2.出っ歯になる
3.口が開いたままの状態になる
4.口呼吸
5.唇がめくれあがった様になる
6.舌が前に出て、舌たらずな話し方となる
一度やめた指しゃぶりが再び始まったり、5才を過ぎても続く場合は、
生活環境や心理的なことが関係することもあるので、それを取り除くこと、
また積極的にやめさせるように働きかけることが重要となります。
単に癖として残っていることの多いので、歯科医に相談し、
なくすようにするのが良いかと思います。
私自身も幼い頃、指しゃぶりがなかなか治らず
母と一緒に練習し、治った思い出があります。
ぜひ優しく止めることを勧め、少しでも良くなれば褒めてあげてくださいね!