研磨剤とはどんなもの?
こんにちは!
今日は「研磨剤」についてのお話です。
歯磨き粉の成分の一つに、「研磨剤」と呼ばれるものがあります。
みなさんは聞かれたことございますか?
今回は、知っておきたい「研磨剤のメリットやデメリット」について
詳しくお伝えするので、歯磨き粉を選ぶ参考にしてください。
歯科医院で売っている歯磨き粉は、
低研磨や研磨剤無添加のものが主流になっています。
逆に、市販の歯磨き粉には、研磨剤が含まれることが多いです。
しかし、研磨剤入りの歯磨き粉は、ものによっては、
砂でセメントやコンクリートを磨くように、
歯の表面が削れてしまうものもあります。
例えば、10円硬貨に歯磨き粉を付けた歯ブラシで磨くとキレイになりますが、
これを長く続けていると、表面の文字がすり減って消えてしまいます。
研磨剤の効果がどれほどのものかということが分かります。
研磨剤入りの歯磨き粉を使用し続けていると、
歯の着色汚れは確かに取れることがありますが、
それ以上に歯を傷つけてしまうことがあるので要注意です。
ただし、歯の着色汚れに関しては、研磨剤入りの歯磨き粉が
有効である場合があります。
お茶やコーヒーなどをよく飲むため着色汚れが気になる人、
喫煙する人は、研磨剤入りの歯磨き粉を使うと効果を感じられることがあります。
「キレイになるからいいじゃない?」と思うかもしれません。
確かに、今すぐは問題なくても、これを10年続ければどういうことになるか、
考えてみるだけでも恐ろしいですね。
歯の表面がすり減り、歯茎が長くなり根が露出しはじめたり、
知覚過敏がはじまって沁みたりするようになります。
研磨剤には、着色汚れを落とすという効果はありますが、
歯の大事な部分を削ってしまう恐れも…。
生涯にわたり長く健康な歯を保つためには、
歯に安全でしっかり汚れも落ちる歯磨き粉を使っていただくことを
お勧めいたします!!