舌苔について
こんにちは(^O^)歯科衛生士の木戸です^ ^
今日は舌苔についてです(^O^)
舌の色がきれいなピンク色ではなく、白く苔の生えたようになっていて気になさっている方も多いのではないでしょうか。
これは舌苔と言って舌の細胞の角質が多くでき、そこに細菌などが溜まって白く見えているのです。
しかし、実は舌苔は口臭の原因になることがあるのです。
治療をする必要はありませんが、気になる方は舌ブラシで磨くことが必要です。
今回は舌苔と口臭の関係や原因についてお伝えします。ぜひ、参考にしてください^ ^
1.舌苔とは
舌の表面の角質がなんらかの原因で伸びて硬くなり、その隙間に細菌や汚れが溜まり、舌が白く苔が生えたように見えます。舌苔の原因は細菌や口呼吸、消化器系の疾患などがありますが、原因が不明なことも多くあります。舌苔自体を治療する必要はなく、口臭の原因として舌苔が考えられる場合は舌ブラシで舌を磨きます。
・舌苔が口臭の原因
口臭の主な成分の一つである硫化水素は舌苔に関連していると言われています。ちなみに口臭のメチルメルカプタンという成分は歯周病が関連しています。硫化水素は食べカスや上皮カスが細菌によって腐敗されることによって発生します。このような環境が舌苔にあるため口臭の主な原因とされます。
ただし、舌苔は必ずしも病的なものではないため、口臭も生理的な口臭の範囲であることが多いのです。
2.舌苔ができる原因
・細菌
口の中の細菌が舌の溝に入り込んで溜まり、舌苔として白く見えます。色素を作り出す細菌が原因の場合は黄色や灰色、茶色、黒色など変化することがあります。
・剥がれた上皮のかす
舌自体の上皮や口の中の上皮が剥がれ、溜まったものが舌苔として白く見えます。例えば猫などの動物の舌はザラザラとヤスリのようになっていて、食べ物をかき取る作用があります。実は人間の舌も表面は角質化しているのです。この角質化が進むと舌の細胞が伸び、その隙間に剥がれた上皮が溜まり、舌苔になります。
・食べかす
食べかすが舌の細胞の間に残り、舌苔になることがあります。舌の本来の位置は上顎に軽く付いている状態です。舌の位置が低い位置にあったり、口呼吸があったり、舌の動きが悪いと舌が周りと擦れず、食べかすが残ってしまいます。
・口呼吸
口呼吸があると舌苔が出やすくなります。汚れは乾燥するとこびりつき取れにくくなります。キッチンなどでも濡れている間は汚れがすぐに取れますが、一度乾燥してしまうと簡単には取れなくなります。口の中もいつも唾液で濡れていますが、口呼吸のある方はすぐに、乾燥してしまい汚れが自然に落ちないために舌苔ができてしまいます。
みなさん当てはまりそうなものはありましたか?
舌苔の取り方はまた次のブログでお伝えしますね(^O^)