肥満も歯周病に関係する2
確かに、肥満タイプに糖尿病を患っている人は多く見られますし、だらだら食いなど食生活に問題がある傾向は強いでしょう。そのため、太っていると歯周病にかかりやすいとはいえますが、どうやら肥満と歯周病の関係はそれだけではなさそうです。
最近、肥満についての研究が進むにつれ注目されているのが、脂肪細胞から分泌されるレプチンなど生理活性物質の存在です。レプチンは、脂肪細胞から分泌され、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激し、食欲を抑えるなどの働きをしていることがわかってきました。
脂肪細胞からは、このような生理活性物質・サイトカインがいろいろ分泌されており、体の免疫機能や代謝機能などにさまざまな影響を与えます。前に、インスリンの働きを妨げる事で紹介したTNF-αも脂肪細胞から分泌されるサイトカインのひとつです。
脂肪細胞が増殖→いろいろな生理活性物質が分泌→体の免疫機能の低下や代謝機能に異常→口の中の免疫力も低下→歯周病を発症・促進という道筋が推測されるのです。
太りすぎは生活習慣病に結びつきますし、腰痛や膝関節の炎症などトラブルも発生させます。
加えて、歯周病のリスク因子ということになれば、肥満予防・解消は中高年にとっての最大の課題です。まずは、バランスのとれた適正な食事と適度な運動から始めましょう。
最近、肥満についての研究が進むにつれ注目されているのが、脂肪細胞から分泌されるレプチンなど生理活性物質の存在です。レプチンは、脂肪細胞から分泌され、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激し、食欲を抑えるなどの働きをしていることがわかってきました。
脂肪細胞からは、このような生理活性物質・サイトカインがいろいろ分泌されており、体の免疫機能や代謝機能などにさまざまな影響を与えます。前に、インスリンの働きを妨げる事で紹介したTNF-αも脂肪細胞から分泌されるサイトカインのひとつです。
脂肪細胞が増殖→いろいろな生理活性物質が分泌→体の免疫機能の低下や代謝機能に異常→口の中の免疫力も低下→歯周病を発症・促進という道筋が推測されるのです。
太りすぎは生活習慣病に結びつきますし、腰痛や膝関節の炎症などトラブルも発生させます。
加えて、歯周病のリスク因子ということになれば、肥満予防・解消は中高年にとっての最大の課題です。まずは、バランスのとれた適正な食事と適度な運動から始めましょう。