更年期と高齢期2
閉経以降、一挙に進むのが骨粗しょう症です。骨粗しょう症は、骨のカルシウムが抜けて、スカスカになってしまう状態をいいます。これには、閉経後、女性ホルモンのひとつエストロゲンが急激に減ることが関係しています。エストロゲンには骨を強化する働きがあり、急な減少は骨の破壊を進めることにつながるのです。
骨粗しょう症は、歯を支えている歯槽骨にも影響を及ぼします。歯槽骨がやせ細って、歯周病が進行すると、歯はグラグラになりやすくなります。高齢期の女性の歯周病対策では、骨粗しょう症予防が欠かせません。
最近では、ホルモン補充療法(HRT)を受ける女性が増えてきており、不足する女性ホルモンを補うことで骨粗しょう症が予防・改善されてきています。閉経後の歯槽骨吸収はHRTによってかなり抑制されているという、海外での調査報告もあります。
そのほか、高齢者になれば常用する薬も増えてきます。高血圧の薬などある種の薬には、歯周病を悪化させるものもあるので、他の病気の治療を受けている場合は、歯科医にその点は忘れずに伝えるようにしましょう。
骨粗しょう症は、歯を支えている歯槽骨にも影響を及ぼします。歯槽骨がやせ細って、歯周病が進行すると、歯はグラグラになりやすくなります。高齢期の女性の歯周病対策では、骨粗しょう症予防が欠かせません。
最近では、ホルモン補充療法(HRT)を受ける女性が増えてきており、不足する女性ホルモンを補うことで骨粗しょう症が予防・改善されてきています。閉経後の歯槽骨吸収はHRTによってかなり抑制されているという、海外での調査報告もあります。
そのほか、高齢者になれば常用する薬も増えてきます。高血圧の薬などある種の薬には、歯周病を悪化させるものもあるので、他の病気の治療を受けている場合は、歯科医にその点は忘れずに伝えるようにしましょう。